インターンシップ開催!

2015年8月10日

8月3日~7日の5日間の日程で、薬学部の学生を対象にインターンシップを開催しました。
その様子をお伝えします。

 

1日目(当社工場での基礎研修)

初日となった8月3日、薬科大学3校より計16名の薬学生の皆さんが来社されました。
オリエンテーションの後、漢方製剤がどのようにして造られるのか、その製造工程について、展示品やDVDなどを用いながら解説。まずはその概要を理解してもらいました。

 

1~4日目(当社工場での実務研修)

基礎研修に続いて、今回のインターンシップのメインでもある実務研修に入ります。
今回は漢方製剤(錠剤)の製造工程として、エキスの抽出から打錠までを行い、原料である天然生薬から製品が出来上がるまでの一つひとつの工程を、4日間かけてじっくりと体験してもらいました。

又、この中では各自が適切な添加剤を選んで打錠したり、できた錠剤を各種試験装置により分析したりと、普段経験できない医薬品の研究開発の一端を学んでもらいました。

5日目(本社学術部にて講義による研修)

5日目は本社学術部に移動し、研修を行いました。
当社所蔵の貴重な古書等を見ながら日本の漢方の歴史について学んだり、実物の生薬を手に取り、匂いや味などを五感で感じてもらいながら、天然生薬の働きについても学んでもらいました。
さらに、漢方生薬製剤の効果を裏付けた試験データの紹介や、当社独自の手法で漢方薬を選び出す体験まで、当社の漢方を様々な角度から肌で感じてもらいました。

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最後に、1週間にわたるインターンシップの締めくくりに、懇談会を開催しました。当社の先輩社員も参加し、和やかな雰囲気の中、業務に関する質問も飛び交いました。

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参加されたインターンシップ生の感想(一部抜粋)

  • 大学で所属している研究室では生薬を扱う機会も無く、今回の実習での実験は初めての事が多く、勉強になりました。
  • 生薬の原料から製剤になるまでの一連の流れを体験することができ、他では体験することができなかったことで、とても良い経験になりました。
  • 大学では薬理学を研究しているので、“モノづくり”の大変さや面白さに気付く機会がありませんでした。自分たちで考えて行動することで、今回の体験は非常に印象深いものとなりました。
  • 錠剤が出来た瞬間や、確認試験できちんとスポットやピークが出た時の達成感はすごく大きかったです。漢方薬を自らの手で最初から最後まで作ったこの経験は忘れないと思います。
  • 生薬についての研修では、生薬の匂いと味を体感できて、以前よりも生薬を身近に感じることができました。もっと勉強して、たくさんの生薬を見分けられるようになりたいと思いました。
  • 漢方や生薬製剤の持つ可能性について、様々な現代病に効果を発揮するという実験データを見て、漢方や生薬製剤のことをもっと深く知りたいという気持ちになりました。
  • 社員の方々の仲が良く、すごくアットホームな雰囲気で、またのびのびと研究をされている様子にも感動しました。
  • 昼食の機会などに、将来を考える上で貴重な意見をたくさん頂きました。これからの進路決定に向けて参考にしたいと思えることがたくさんありました。
  • お忙しい中、大変貴重な体験をさせて頂き、本当にありがとうございました。

     

 参加された学生の皆さんには、5日間の研修を通じて当社の特長、雰囲気を感じ取り、漢方生薬製剤に更に興味を持って頂けたのではないでしょうか。今回の経験を、今後の就職活動にぜひ活かして頂きたいと思います。