インターンシップ開催!

2016年8月9日

8月1日~5日の5日間の日程で、薬学部の学生を対象にインターンシップを開催しました。その様子をお伝えします。

1日目(当社工場での基礎研修)

初日となった8月1日、薬科大学3校より計8名の薬学生の皆さんが来社されました。
オリエンテーションの後、漢方製剤がどのようにして造られるのか、その製造工程について、展示品やDVDなどを用いながら解説。まずはその概要を理解してもらいました。

1~4日目(当社工場での実務研修)

基礎研修に続いて、今回のインターンシップのメインでもある実務研修に入ります。
今回は漢方製剤(錠剤)の製造工程として、エキスの抽出から打錠までを行い、原料である天然生薬から製品が出来上がるまでの一つひとつの工程を、4日間かけてじっくりと体験してもらいました。

2016インターンシップ(1)
2016インターンシップ(2)
2016インターンシップ(3)

又、この中では各自が適切な添加剤を選んで打錠したり、できた錠剤を各種試験装置により分析したりと、普段経験できない医薬品の研究開発の一端を学んでもらいました。

2016インターンシップ(4)
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5日目(本社学術部にて講義による研修)

学術部の仕事内容から始まり、日本の漢方の歴史を原典の実物を見ながら学んだり、天然生薬の働きについて、実物を五感で感じながら学んでもらいました。
さらに、漢方生薬製剤がいかに効果を発揮するか、裏付けデータや効果の様子が分かる動画も見てもらいながら、漢方の素晴らしさを感じてもらいました。

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最後に、1週間にわたるインターンシップの締めくくりに、懇談会を開催しました。当社の先輩社員も参加し、和やかな雰囲気の中、この1週間を振り返って、ざっくばらんに感想を語り合いました。

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参加されたインターンシップ生の感想(一部抜粋)

  • 今まで「難しい・ややこしい」と思っていた生薬や漢方の歴史をとても分かりやすく教えて頂いて、生薬のおもしろさや素晴らしさを感じ、生薬をもっとしっかりと学びたいと思いました。
  • 一番印象に残った内容は、何と言っても錠剤を作る前に添加剤の検討を行うことでした。何度も壁にぶち当たり心が折れそうでしたが、仲間とああでもないこうでもないと議論するのは非常に楽しく、添加剤のおもしろさを感じることができました。
  • エキスをスプレードライヤーで乾燥し粉末化する様子を観察していると、液体が、一瞬にして粉末状になったのは大変印象深かったです。
  • 生薬を味わったり匂いを嗅いだりして、酸・鹹・甘・苦・辛に分類し、中身を当てるクイズをした時、辛と苦に当たるものは舌の先に乗せるだけでもすぐに吐き出してしまいましたが、こうして生薬を口にする機会はあまりないので面白かったです。
  • 研究職の魅力をより具体的に感じる事が出来ました。今回の経験を就職活動、そして今後の薬剤師としての職務にも活かしていきたいと思います。
  • 研修中やお昼の時間などに職員の方と交流ができ、研究職の楽しさや薬科大学の話など様々なお話を聞くことができ、有意義な時間を過ごすことができました。
  • 漢方薬の製造過程を学べた事はもちろん、普段は交流がない違う大学の人と知り合い、違う考え方が知れたり、将来の事も話ができたので、参加できて本当によかったと思いました。この5日間の出来事は一生忘れないと思います。
  • アットホームで親切に話してくださった剤盛堂の皆様に感謝申し上げます。
  • このインターンシップの一番の糧は実際に研究している方たちとたくさん話を聞け、研究している様子を観察できたことと感じています。販売に直結する研究の楽しさ、モチベーションなどを学ぶことができました。
  • 多くの質問にも優しくわかるまで説明していただき本当にありがとうございました。

 

参加された学生の皆さんには、5日間の研修を通じて当社の特長、雰囲気を感じ取り、漢方生薬製剤に更に興味を持って頂けたのではないでしょうか。今回の経験を、今後の就職活動にぜひ活かして頂きたいと思います。