学術部/研究職

小川 勇太Yuta Ogawa

2020年4月 入社

甲子園大学 栄養学部 栄養学科 卒業

この会社に決めた理由は何ですか?

 管理栄養士は病気になった人の栄養管理が認められている資格ですが、学生時代の調理実習等で、病院で治療食となる腎臓食や肝臓食の献立を作り、調理して食べた時に「腎臓や肝臓が悪くなってしまうとこういう雰囲気の食事が続くのか」と思い、制限食を美味しく趣向を凝らす方よりも、病気にならない為の食事に興味を持ちました。そこで自分で調べているうちに薬膳や食養生を知り、それらが漢方の考え方に繋がることがわかりました。そしてこの会社の事を知り、病人様に適した薬を選ぶ役目と病気を予防する正しい養生法を伝えていく仕事に興味を持ち、入社を決意しました。

社風や職場の雰囲気、上司・先輩はどんな感じですか?

 60年以上続く非常に歴史のある会社ということで、厳しい会社なのではないかと心配になるかもしれませんが、そのようなことは無く、新人の時から多くの経験を積ませてもらえますし、先輩の技を見て盗む以外にも、疑問に思った時にその場で聞ける様な雰囲気です。他にも、自分が与えられた仕事等でこうした方が効率が上がるのではないか?と思った際には、改善を積極的に後押ししてくれるので、非常に風通しの良い職場だと思います。上司や先輩に関しては温暖な気候にある和歌山に本社がある関係か、温厚で優しい人が多いように感じています。自分は漢方薬や薬学についてほぼ知識がない状態で入社しましたが、新人研修や部署研修でわかりやすく詳しく教えて頂きました。他にも健康情報誌の紙面や健康教室で使用するパワーポイントでの見やすいレイアウトなどに詰まった時にアドバイスを求めるとすぐに参考になるコツや言い回し・表現を教えて頂けます。

入社してからの失敗はありますか?

 ホームページやインターネット、知り合いからの紹介で当社のお薬を知った方々にニーズに合った薬局を紹介する際、自分の話し方や声のトーンが悪く、何度か聞き返された事があります。結果的には薬局を紹介することは出来たのですが、相手の時間を無駄にしてしまいました。現在では、聞きやすい声のトーンや話し方が少しずつ分かってきたので聞き返されることは減ってきたと思います。また、月に一度作成している健康情報誌では、誰が読んでも理解できる内容に話を要約しながら紙面を作成していく事が大変でした。同じ意味の言葉を繰り返し使ってしまい、紙面としての面白味に欠けたり、限られた文字数の中で自分が読者に伝えたい事を読んでもらえる文章に仕上げることは難しく、何度もアドバイスを頂くことになりました。

この仕事に就いて良かったこと、嬉しかったこと・仕事のやりがい

 私が入社を決意した理由である養生法を病人に伝えていく仕事を入社一年目から任され、学術部の小売部門で開催している健康教室では、養生法のパートを資料作成から一人で行い、実際に前に立って話をしています。その時に説明を聞いて下さった方から、「分かりやすかったし参考にします」という感想を聞くとやりがいを感じます。 さらに、全国に向けて毎月発行している健康情報紙を読んだ方から、担当した記事について電話口で「いつも楽しませてもらっています。とても勉強になります」と嬉しい声を頂くことがあります。まだまだ勉強・反省すべき点も多々ありますが、自分がやりたいと思った仕事でそういった嬉しい声を頂けると、時間をかけて資料を作ったり、記事を書いたりして良かったと思います。