インターンシップ開催!

2016年8月30日

8月22日~26日の5日間の日程で、薬系大学の学生を対象にインターンシップを開催しました。

1日目(工場内 薬学研究所での基礎研修)

初日となった8月22日、薬系大学4校より5名の薬学生の皆さんが来社されました。
オリエンテーションの後、漢方製剤がどのようにして造られるのか、その製造工程について、展示品やDVDなどを用いながら解説。まずはその概要を理解してもらいました。

1~4日目(工場内 薬学研究所での実務研修)

基礎研修に続いて、今回のインターンシップのメインとなる実務研修に入りました。
今回は漢方製剤(錠剤)の製造工程にしたがって、原料となる生薬の抽出から錠剤が出来上がるまでのそれぞれの工程を体験してもらいました。またこの中では各自が打錠に適した添加剤を考え選定し、設定した処方で打錠を行うという体験もあり、上手く錠剤ができた時の喜びはひとしおだったようです。
さらに、できた錠剤は各種試験装置により分析・評価を行うなど、学生実習では経験できない医薬品の研究開発の一端を学んでもらいました。

5日目(本社学術部にて講義による研修)

学術部の研修では、仕事内容から始まり、日本の漢方の歴史を原典の実物を見ながら学んだり、漢方生薬製剤の原料となる天然生薬の働きについて、実物を五感で感じながら学ぶ機会も設けました。
さらに、漢方生薬製剤がいかに効果を発揮するか、薬理試験の結果や効果の様子が分かる動画などを見たり、実際に製品を使ってみたりしながら、漢方の素晴らしさを感じてもらいました。

インターンシップの最後には懇談会を開催し、年齢の近い当社の先輩社員を交えて和やかな雰囲気の中、学生の皆さんにとって良い交流の機会となりました。

参加されたインターンシップ生の感想(一部抜粋)

  • 大学の研究室にはないような機械や装置がたくさんあり、そのうちのいくつかを実際に扱う機会をいただき、大変興味深い実習内容でした。
  • 今回漢方処方を実際に生薬から製剤にするまでを体験させて頂いて、将来についていろいろ考えることができました。こちらで体験させていただいたことを今後活かせられるよう頑張りたいと思います。
  • 今回のインターンシップでは、製剤化の一連の流れを体験する中で、たくさんの機械に触れることができたのも印象的でした。測定機器や打錠機、スプレードライヤーなど原理も踏まえながら詳しく説明してくださり、興味が持てたと同時に勉強になりました。
  • 参加する前はとても不安でしたが、新しい発見ができた場だったと思います。分からない事があると、社員さんが丁寧に何度も説明してくれて、学ぶことが楽しかったです。
  • 漢方の歴史から近年の研究まで、いろいろなお話をお聞きして、漢方の可能性はまだまだ広がっていくと感じました。漢方に対する興味がますます大きくなり、インターンシップに参加できて本当に良かったと思いました。
  • インターン実習中は何から何まで驚きの連続でした。貴重な時間をありがとうございました。

 

参加された学生の皆さんには、5日間の研修を通じて当社の特長、雰囲気を感じ取り、漢方生薬製剤に更に興味を持って頂けたのではないでしょうか。今回の経験を、今後の就職活動にぜひ活かして頂きたいと思います。