インターンシップ開催!
2017年8月10日
7月31日~8月4日の5日間の日程で、薬学部の学生を対象にインターンシップを開催しました。その様子をお伝えします。
1日目(当社工場での基礎研修)
初日となった7月31日、薬科大学4校より計11名の薬学生の皆さんが来社されました。
オリエンテーションの後、漢方製剤がどのようにして造られるのか、その製造工程について、展示品やDVDなどを用いながら解説。まずはその概要を理解してもらいました。
1~4日目(当社工場での実務研修)
基礎研修に続いて、今回のインターンシップのメインでもある実務研修に入ります。
実務研修では、漢方製剤(錠剤)の製造工程として、エキスの抽出から打錠までを行い、原料である天然生薬から製品が出来上がるまでの一つひとつの工程を、4日間かけてじっくりと体験してもらいました。
又、この中ではグループに分かれて適切な添加剤を選んで打錠したり、できた錠剤を各種試験装置により分析したりと、普段経験できない医薬品の研究開発の一端を学んでもらいました。
5日目(本社学術部にて講義による研修)
5日目は本社に移動し、学術部の仕事内容から始まり、日本の漢方の歴史を原典の実物を見ながら学んだり、天然生薬の働きについて、実物を五感で感じながら学んでもらいました。
さらに、漢方生薬製剤がいかに効果を発揮するか、裏付けデータや効果の様子が分かる動画も見てもらいながら、漢方の素晴らしさを感じてもらいました。
最後に、1週間にわたるインターンシップの締めくくりに、懇談会を開催しました。
当社の先輩社員も参加し、和やかな雰囲気の中、この1週間を振り返って、ざっくばらんに感想を語り合いました。
参加されたインターンシップ生の感想(一部抜粋)
- 今回、製剤化までの一通りの工程を行うことで、工夫できるポイントや考えるべきことなどを知ることができ、とても身になるインターンシップでした。学生の授業や研究活動ではあまり考えていない事にも目を向けることの大切さを学ぶことができました。
- また、少しの条件を変えるだけで、良くも悪くもなるという研究職の面白さも味わうことができました。
- 大学の授業では、漢方・生薬はひたすら暗記する科目になってしまっているため苦手な分野でしたが、今回の研修を受け、ただ純粋にもっと漢方・生薬について学びたい!! 知りたい!! という強い思いがわいてきました。
- 研究職・学術職のどちらにしても、各々のやりがいがあり働いていることが分かりました。実際に企業を訪れることで、Webサイトや人から話を聞くだけでは知ることのできないやりがいや厳しさを肌で感じることができました。
- 参加する前は学術職に関しての知識はほとんどありませんでしたが、想像していたよりもずっと魅力的な仕事だと感じました。この短い時間で、こんなにも魅了されるとは思ってもみませんでした。今回学んだことを将来に繋げていけるように努力したいと思います。
- 初日はとても緊張していましたが、みなさん優しく会社全体がアットホームだったので、とても良い職場環境だと思いました。分からないことがあった時には丁寧に説明してくださったので、より理解を深めることができました。
- 時間の許す限り、様々な研究職の方が活躍されている現場を見せて頂けて、良い経験になりました。今まで知らなかった多くの事を知ることができました。本当に多くの貴重な経験させて頂き、ありがとうございました。
- 自分と同年代の他大学の薬学生と交流する経験も始めてだったので、色々な情報や意見を生で聞くことが出来たのも嬉しかったです。
- 柔軟な発想を持ちつつ、きちんと自社のこだわりを持ち続けている剤盛堂薬品株式会社さんでのインターンシップは、私の人生の中でとてもかけがえのない思い出となりました。本当にありがとうございました。
参加された学生の皆さんには、5日間の研修を通じて当社の特長、雰囲気を感じ取り、漢方生薬製剤に更に興味を持って頂けたのではないでしょうか。今回の経験を、今後の就職活動にぜひ活かして頂きたいと思います。