平成29年度 和歌山県 発明考案表彰「発明賞」受賞
2018年6月12日
当社では生薬製剤の持つ可能性について、様々な角度から地道な裏付け薬理実験に取り組んでいます。
こうした取り組みのうち、昨年特許を取得いたしました『逆流性食道炎治療薬』並びに『漢方軟膏剤の製造方法』の2件に対し、このたび、優秀な発明等により科学技術の向上に寄与し、県産業の振興に貢献した者に授与される「平成29年度和歌山県 発明考案表彰 発明賞」受賞する事が出来ました。
発明賞(逆流性食道炎治療薬)
胃液が食道に逆流して、胸やけなどが頻繁に起こる『逆流性食道炎』。近年、この逆流性食道炎に悩む人が増えています。
そこで、当社製品が逆流性食道炎の改善にも効果を発揮するのか、牛胆等の生薬を有効成分として含有する当社の消化薬について、食道の炎症を抑える働ききがあるかを裏付ける為の薬理実験を行って来た結果、一つの裏付け成果を得る事が出来ました。
発明賞(漢方軟膏剤の製造方法)
古来より皮膚疾患に使われている漢方の塗り薬「紫雲膏」。ところが、昔ながらの製法で造ると延びが悪く、塗りにくいという問題点がありました。
そこで、当社では天然生薬を配合した改良版紫雲膏「赤色ワグラス軟膏」の製造に、じっくり時間をかけて生薬エキスとミツロウを練り込むことで、軟らかく塗りやすい軟膏を実現しています。
この、こだわりの一手間をかけることで、空気が入り込んで無数の気泡ができます。これが、独特の軟らかさと延びの良さをもつ理由です。
また、これらの研究については、平成29年に特許を取得しています。
詳しくは、「「逆流性食道炎治療薬」の特許を取得しました」及び「「漢方軟膏剤の製造方法」の特許を取得しました」の記事をご覧ください。
【発明の名称】 逆流性食道炎治療薬
【取得日】 平成29年11月2日
【特許番号】 特許第6236489号
【発明の名称】 漢方軟膏剤の製造方法
【取得日】 平成29年4月21日
【特許番号】 特許第6131362号