発明表彰『近畿経済産業局長賞』『実施功績賞』『発明奨励賞』発明表彰を受賞!!
2018年12月4日
当社では生薬製剤の持つ可能性について、様々な角度から地道な裏付け薬理実験の取り組みを行っています。
こうした取り組みのうち、昨年特許を取得いたしました『逆流性食道炎治療薬』に対して、このたび、公益社団法人 発明協会より「平成30年度近畿地方発明表彰」を受賞することができました。
(公益社団法人 発明協会の平成30年度近畿地方発明表彰受賞発表はこちら)
地方発明表彰とは
地方発明表彰とは、全国を8地方に分け、それぞれの地方から生まれた優れた発明等を完成させた技術者や研究開発者を称えるために行われるもので、大正10年より始まった歴史ある表彰です。
今回受賞しました「近畿経済産業局長賞」は、中でも優秀と評価された特許に対して贈られる文部科学大臣賞を含む7つある特別賞の内の一つで、当社取得の当該特許に対し、その功績が認められました。
近畿経済産業局長賞(逆流性食道炎治療薬)
胃液が食道に逆流して、胸やけなどが頻繁に起こる『逆流性食道炎』。近年、この『逆流性食道炎』に悩む人が増えています。
そこで、当社製品が『逆流性食道炎』の改善にも効果を発揮するのか、牛胆等の生薬を有効成分として含有する当社の消化薬について、食道の炎症を抑える働きがあるかを裏付ける為の薬理実験を行って来た結果、一つの裏付け成果を得ることができました。
また、その実施化に顕著な功績があると認められた法人の代表者に贈られる実施功績賞を受賞いたしました。
なお、これらの研究については、平成29年に特許を取得しています。
詳しくは「「逆流性食道炎治療薬」の特許を取得しました」の記事をご覧ください。
発明奨励賞(漢方軟膏剤の製造方法)
なお、今回赤色ワグラス軟膏の製法に活かされている特許「漢方軟膏剤の製造方法」につきましても、その功績が評価され「発明奨励賞」を受賞いたしました。
古来より皮膚疾患に使われている漢方の塗り薬「紫雲膏」。ところが、昔ながらの製法で造ると延びが悪く、塗りにくいという問題点がありました。
そこで、当社では天然生薬を配合した改良版紫雲膏「赤色ワグラス軟膏」の製造に、じっくり時間をかけて生薬エキスとミツロウを練り込むことで、軟らかく塗りやすい軟膏を実現しています。
この、こだわりの一手間をかけることで、空気が入り込んで無数の気泡ができます。これが、独特の軟らかさと延びの良さをもつ理由です。
また、これらの研究については、平成29年に特許を取得しています。
詳しくは、「「漢方軟膏剤の製造方法」の特許を取得しました」の記事をご覧ください。
【発明の名称】 逆流性食道炎治療薬
【取得日】 平成29年11月2日
【特許番号】 特許第6236489号
【発明の名称】 漢方軟膏剤の製造方法
【取得日】 平成29年4月21日
【特許番号】 特許第6131362号