『ホノミの森』契約締結!!

2021年10月12日

このたび和歌山県が進める「企業の森」事業を活用し森林保全活動に参画しました。

 

弊社は、自然界由来の原料を用いて漢方生薬製剤の製造販売を行っています。その上でも、SDGsへの取組は弊社の大事な事業の一環と考えています。その一つ「陸の豊かさも守ろう」では、森林の保護と管理を目標としており、この項目は弊社が標榜する『自然の恵みである自然界由来の生薬原料を大切にする』に通じます。

 

 現状に目を移すと、国内の林業は安価な輸入木材に押され産業競争力が低下し採算が合わず、伐採や再造林が進まない状況に陥っています。こうした放置林は、台風や大雨等の災害に弱く、土砂崩れと云った大災害を引き起こす要因となったり、森林が有する大事な機能である二酸化炭素吸収の源と認められなかったりします。今こそ、この森林の荒廃に歯止めを掛けなければ、地域或いは傾斜地の安全確保や脱炭素の阻害要因と成りかねません。

〔原典:2021年10月10日付日本経済新聞〕

 

 そうした中、県面積の76%を森林が占め「紀州 木の国」と呼ばれながらも荒廃が進む和歌山県の森林対策として県が鋭意取り組みを進める「企業の森」の事業活動に弊社も賛同し、参画する事と致しました。

 世界文化遺産に登録された橋本市清水地区の「紀伊山地の霊場と参拝道」黒河(くろこ)道(みち)に接面するヒノキの植林地一帯の一部を「ホノミの森」と命名し、森林法等の法務関連に関しては和歌山県、橋本市、そして弊社に於いて森林保全・管理協定を締結し、不動産・動産に関わる土地・立木の賃貸及びその管理契約は土地所有者、間伐や下草除草、再植林等の実質管理者である森林組合こうや、そしてその管理費用を負担する弊社に於いて、今後10年間に亘る事業契約をこのたび締結致しました。

「ホノミの森」の現地調査の状況

 

 

調印式(令和3年10月1日 和歌山県庁にて)