ホノミ漢方会の紹介introduction of HONOMI association
ホノミ漢方会とは
「ホノミ漢方会」は、ホノミ漢方製品を通じてお客様の健康づくりに貢献するため、各地域で相談活動を行っている薬局・薬店による組織です。
昭和40年以降、全国各地区で発足されました。現在、北より、北海道、みちのく、関東、甲信、新潟、東海、関西、北陸、四国、中国、九州・山口、沖縄の各地区ホノミ漢方会が組織され、ホノミ漢方理論の習得と、店頭での相談をより確たるものとするため、勉強会等を通じて日々研鑽しています。
ご相談・ご購入は、全国のホノミ漢方会会員薬局・薬店で
ホノミ漢方では、
○今出ている症状に対して、病名に随って選ぶことができるお薬 「随病薬」を基本とし、
○体質を整えるための、証(体質)に随って選ぶお薬「随証薬」を組み合わせて服用していただくことで、病人様一人ひとりに合わせたオーダーメイドのお薬として服用いただくことをお奨めしています。
2000種類にものぼる、そのお薬の組み合わせの中から、あなたに合うお薬を見つけませんか。お近くのホノミ漢方会会員のお店で、じっくりご相談ください。
この看板・ポスターが目印の、ホノミ漢方会会員の薬局・薬店にご相談ください。 上記の慢性病相談を受け付けています。 お気軽にご相談ください。 |
登録商標 |
第2035378号 第4269252号 |
著 作 権 |
第16320号 |
無断使用お断り
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また、「ホノミ漢方薬」は、ホノミ漢方会会員のお店でのみお取扱い頂いております。当社からの直接の販売・送付、及びインターネットでの販売等は行っておりません。
ホノミ漢方薬は、お一人おひとりの症状や体質に合わせてお奨めするものです。あなたの身体に合ったお薬を選ぶために、必ずお近くのホノミ漢方会会員の薬局・薬店でご相談のうえ、ご服用ください。
お近くの会員店は、iタウンページで検索できます。
お住まいの地域と「ホノミ漢方」と入力し、検索してください。
なお、製品をお求めの際は、必ずお電話でお店にお問い合わせの上、お出掛けください。
ホノミ漢方会 会員店のご紹介
剤盛堂薬品(株)学術部でも、会員店をご紹介することができます。
お問合せ先
剤盛堂薬品株式会社 学術部
電 話 073-472-3111(代表)
受付時間 9:00~12:00 13:00~17:00(土、日、祝日を除く)
弊社では、漢方の考えを活かしたお薬を多数ご用意させて頂いております。
これらをお客様お一人おひとりの現在の病状や体質に合わせて服用頂くためには、お身体の状態やお薬の服用状況などについて詳しく聞かせて頂くことが大切です。
そのため、製品や取扱店に関するお問い合わせにつきましては、お話をうかがった上で回答させて頂くように、お電話で承っております。
上記お問合せ先まで、お気軽にお問い合せください。
ホノミ漢方の特長features of HONOMI
「ホノミ漢方」には、次のような3つの特長があります。
1.現代人の体質に合った漢方薬を創り上げました
2.漢方医学を基本に、西洋医学の良いところも取り入れています
3.自然治癒力を発動できるよう手助けすることを考えています
1.現代人の体質に合った漢方薬を創り上げました
古代中国医学の集積として、現存する最古の古典に「黄帝内経(こうていだいけい)」「傷寒論(しょうかんろん)」「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」などの書物がありますが、今日の漢方といわれる治療方法は、2000年以上も前の「傷寒論」という書物に記されている薬物療法からきているものが多いものです。
しかし、当時の人々の生活と比べると移動手段や食事内容も変化し、現代人の体力や体質は、2000年も前の時代とは随分様変わりしています。そのため、その方法をそのまま使用すると、虚弱化している現代人には合わないことが多いのです。
漢方薬は、複数の生薬の組み合わせから成っています。
ホノミ漢方では、生薬一つひとつの働きを徹底的に分析し、昔から伝わる処方構成は活かしながらも、現代人の体質に合う多くのオリジナル処方を生み出し、製造販売しています。
2.漢方医学を基本に、西洋医学の良いところも取り入れています
長い歴史の中で使われてきた漢方医学。一方の西洋医学は、現代の新しい技術の発展により、日々進歩し続けているものです。
私たちは、歴史ある漢方医学と、現代の新しい西洋医学のそれぞれの良いところを融合させることで、時代にマッチした製品づくりに取り組んでいます。
漢方医学と西洋医学の違い
漢方医学と西洋医学の違いを表すものとして、「西洋医学では病気を見て、漢方医学では病人を見る」と言われることがあります。つまり、漢方医学は病人様の自覚症状を重視し、原因から改善しようという根本治療であるのに対して、西洋医学は他覚症状を中心とした対症療法になっています。
かぜ薬を例にして、その違いを見てみましょう。
|
漢方医学 |
西洋医学 |
治療法 |
原因療法(根本治療) |
対症療法 |
使用する薬 |
天然物 |
化学薬品が多い |
薬の選び方 |
難しい |
比較的簡便 |
のみ方 |
のみにくい |
のみやすい |
解熱効果 |
弱い |
強い |
体力の少ない人の治療 |
優れる |
劣る |
こじれたかぜの治療 |
優れる |
劣る |
治療の経過 |
比較的自然 |
不自然 |
薬による胃腸障害 |
少ない |
多い |
予防効果 |
優れる |
劣る |
このように、漢方医学と西洋医学では、違った働きを持っています。これらの良いところを合わせたお薬があれば、現代人向けの使いやすい優れたお薬になると考え、私たちは研究を重ねています。
ホノミ漢方の選薬システム
漢方薬は人によって効き方が違うことがあり、またお薬の作用に耐えられる人と耐えられない人があるため、一般的に漢方薬を選ぶときには「証」(体質など)を見極めて適切に運用するのに、多くの経験やノウハウが必要になります。
ホノミ漢方では、漢方医学にはない独自の選薬方法や、選薬間違いを回避するシステムを創り上げ、経験に左右されず、一定の正しい選薬を可能にするシステムが確立されています。この方法は、ホノミ漢方の真髄でもあります。
漢方湯剤からホノミ漢方製剤へ
漢方湯剤(自然の生薬を煎じて服用する方法)として服用する場合には、服用のたびに煎じる不便さと、煎じる技術が必要とされるという問題点がありました。
ホノミ漢方では、この不便さを解消し、煎じる方法と同等の効果を持ち、より飲み易くした製剤として、全国に先駆けて漢方エキス製剤の製造を発案し、のみやすい剤形(散剤、カプセル剤、錠剤)の製品を創り上げました。
また、自然の生薬をそのまま使うことが多いことから、中にはにおいが強く、味が苦いものもありますが、においや味の強いものにはカプセル剤やコーティング錠にするなど、のみやすくする工夫をしています。
3.自然治癒力を発動できるよう手助けすることを考えています
漢方は元来、心身全体の調和をはかり、人間が本来もつ「自然治癒力」を発動させるようにすることを目的としています。
ところが現代人は、
・仕事や勉強などによるストレス、疲れ
・栄養バランスを欠いた食事、食べ過ぎによるカロリーオーバー など…
身体に必要以上の負担をかけてバランスを崩し、糖尿病、動脈硬化、高血圧など種々の病気やそれに伴う症状を引き起こしやすくしています。
このような状況では、体内の防衛機構(自然治癒力)がうまく働きません。
更にそれらの症状を抑えるために強いお薬を服用すると、身体には負担が増えるばかり…。
ホノミ漢方では、「因幡の白兎」の故事を元に、身体に負担をかけず、バランスを取るようにして、病人の持つ「自然治癒力」を上手に発動させるようにすることが、病気を治したり予防したりする上で、大事な方法であると考えています。
また、漢方薬も薬ですから、身体に負担のかけすぎる薬や、体質に合わない薬を服用すると、副作用が起こることがあります。病気を治すはずの薬で副作用などが出ることは、あってはなりません。
ホノミ漢方では、副作用なく、自然治癒力を最大限に引き出し、身体のバランスを整えて、自然治癒力を発動できるように手助けすることを第一に考えています。
これからのホノミ漢方
私たちは、病気で悩んでいる方それぞれが持つ自然治癒力をうまく引き出すことができるようなお薬を開発・製造・市場を通して提供し、皆様の健康づくりに貢献したいと考えています。
私たちは、更なる飛躍を求め、原料、生薬の科学的吟味はもとより、より飲み易く、より高品質の科学に裏付けされたホノミ漢方製品づくりを目指し、地道で着実な努力を続けています。
剤盛堂薬品(ホノミ)の想いmind of HONOMI
剤盛堂薬品(株)の理念
剤盛堂薬品(株)は、昭和32年の創業以来、一貫して漢方・生薬製剤の製造販売を続けて参りました。
当社では、“常に相手の立場を尊重し、相手の立場に立って考える”、「共生」を基本理念としています。常に、薬を服用される病人様の立場に立ち、つらい慢性病の悩みを抱える方々、健康な生活を送りたいと願う方々、薬を必要とされるすべての方々のために…、安心で安全な医薬品の製造販売を使命として、これからも努力を続けて参ります。
剤盛堂薬品(株)が提唱する「ホノミ漢方」の由来
剤盛堂薬品(株)では、病気治療の基本は、「因幡の白兎」の故事にあると考えています。
漢方・生薬製剤の製造販売を手掛けるメーカーとして、この故事に登場する「蒲の穂」と、社会に貢献しながら自ら「実る」ことを願って、「ホノミ」という名称が創られました。私たちは古来より継承されてきた「漢方」を近代化した独自の「ホノミ漢方」を提唱し、病に悩む人々とともに「治病」「健康回復」のお手伝いに取り組んでいます。
▶▶ 故事「因幡の白兎」
ホノミマークの意味
「蒲の穂」をモチーフにした「ホノミマーク」。ホノミ漢方の製品には、すべてこのマークがついています。
蒲の穂を囲む「三角形」は、剤盛堂薬品(株)が大切に考えている「三位一体」の心が表現されています。
当社が基本とする「治病の三位一体」とは…、
- つらい病状をお持ちの「病人様(服薬者)」
- 病人様一人ひとりに合ったホノミ漢方製品を、相談の上、選薬される「薬局・薬店様(選薬者)」
- 有効・安全なホノミ漢方製品を製造する「剤盛堂薬品(製造者)」
の三者がそれぞれ手を取り合い、協力し合いながら、病人様が抱えるつらい病状の改善のために努めていこうとする姿勢です。
私たちはこの「三位一体」の精神(こころ)を大切に、病人様の治病を応援するための企業活動に取り組んでいます。
故事 因幡の白兎
♪ 大きな袋を肩にかけ 大国様が来かかると
ここにいなばの白兎 皮をむかれて赤はだか・・・
この童謡でも知られる「因幡(いなば)の白兎」は、日本で最も古い書物「古事記」に伝わる、日本故事の一つです。そのお話とは…、
むかしむかし、隠岐(おき)の島(現在の島根県)に、1匹の兎がおりました。兎は海の向こうの陸地(因幡の国)に憧れ、ある時、サメをだまして島から岸まで並ばせると、その上をぴょんぴょん飛んで海を渡りました。ところがもう少しで向こう岸に着くという頃…、兎は嬉しさのあまり「やいやい、だまされたな!」と、ついつい口を滑らせてしまい、怒ったサメは、兎の皮を剥がし、赤裸にしてしまうのです。
そこに通りかかったのが、大国主命(おおくにぬしのみこと)の兄弟たち。意地悪な兄弟たちは言いました。
「汝がせまくは、この海塩を浴み、風のふくに当たりて、高き山の尾上にふせれ(それなら、海の水で身体を洗い、風で乾かして、高い山のてっぺんで寝ていれば良い)」
ところが言われた通りにすると…、塩が傷にひりひりとしみ込んで、ますます痛くなってしまいました。
兎が痛さのあまり泣いているところに通りかかった大国主命。兄弟の荷物を持たされて、遅れてやって来たのです。大国主命は優しく言いました。
「今すむやけくこの水門にゆき、水をもちて汝が身を洗ひて、すなわちその水門の蒲黄を取り、しき散らしてその上にこいまろばば、汝が身、もとのはだのごとく必ずいえむ(すぐに真水で体を洗い、蒲の穂わたを敷き詰めて横たわってごらんなさい。そうすればきっと元通りになるでしょう。)」
大国主命のおかげで、兎は、みるみる元通りの身体になりました…。
(※蒲の花粉は止血剤として古来から使用されています。)
「古事記」に記されたこの故事は、日本最古の薬草治療の記録であるに留まらず、ここには病気治療の大切な考え方が示されています。つまりそれは、「病は、病めるもの自らの力が治すものであり、薬はその手助けするものである」という考え方です。
自然の恵である蒲の穂で、ただれた皮膚を保護しながら、兎自らの自然治癒力を湧かせて病気を治す…。これが病気治療の基本であると私たちは考えています。