膀胱炎


「トイレが近い…」

「排尿時に痛い…」
「尿が濁っている…」

 

これらは膀胱炎でよく見られる症状です。膀胱炎に悩んでいる人の中には、1年に何度も再発を繰り返すといったケースも珍しくなく、症状のツラさでトイレが遠のき、さらに膀胱炎が悪化するという悪循環に陥りがちです。しかし、膀胱炎は原因と対策を知れば、再発を防ぐことができます。

そこで今回は膀胱炎をテーマに、原因や発症しやすい時期、その対策についてお話しすることにしましょう。

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膀胱炎とは?

膀胱炎とは、尿を一時的に溜める臓器である膀胱の粘膜に、細菌が感染するなどして、炎症が起こる病気です。

膀胱炎の種類は複数あり、主に「単純性(急性)膀胱炎」「複雑性膀胱炎」「間質性膀胱炎」の3つに分類することができます。

 

 

膀胱炎(特に単純性膀胱炎)が女性に多い理由は、尿道の長さ肛門部と尿道口の距離にあります。

女性の尿道の長さは約4cmと男性の約1/5程度しかないため、細菌が尿道を通って容易に膀胱まで侵入し、膀胱炎になりやすいのです。
さらに、女性の尿道口が膣や肛門のすぐ近くにあるため、排便時などに細菌が尿道に入りやすいという面もあります。

その為、女性の膀胱炎の病人数は男性の約5倍と圧倒的に女性に多い疾患です。

 

 

膀胱炎になりやすい季節と原因

単純性膀胱炎は季節によって発症しやすい時期があり、毎年その時期になると膀胱炎を再発してしまうという人がいます。

膀胱炎は主にに病人数が増えます。その原因は…、

 

夏に発症しやすい理由

○発汗による尿量の減少

多量の発汗によって尿量が減ると、尿道や膀胱内の細菌を外に排出しづらくなり、膀胱内での細菌の繁殖に繋がります。

 

○冷房による身体の冷え

冷房により、身体が冷えると、抵抗力が低下し、膀胱内で細菌が繁殖しやすくなります

 

冬に発症しやすい理由

○低温による身体の冷え

冷房の場合と同様に、気温が低くなることで身体が冷え、抵抗力が低下し、細菌が繫殖しやすくなります。

 

膀胱炎の養生法

前述のように、膀胱炎になる原因は、尿量の減少によって膀胱内や尿道の細菌を排出できないことと、抵抗力の低下で細菌感染しやすくなるという2点が大きいと言えます。

そのため、これらに対する養生を心がけることが膀胱炎の予防に繋がります。

 

その他、疲れや食生活の偏りなども膀胱炎に繋がる要因になります。そこで、適度な睡眠や栄養バランスの取れた食事などを心がけることも、膀胱炎を防ぐために大切です。

 

一般的な病院での膀胱炎の治療

膀胱炎の多くは細菌感染が原因で発症するため、病院での治療は抗菌薬の使用が基本になります。

 

  • 抗菌薬の特徴

・細菌の細胞壁を壊すことで、原因菌を直接攻撃する。

・症状を素早く改善することができる。

 

  • 抗菌薬の問題点

・改善は一時的なものであり、発症するたびに抗菌薬を服用しなければならない。

・副作用で下痢を起こす場合がある。

・正しく使用しないと薬の効かない菌(耐性菌)が生まれる可能性がある。

そこで、漢方薬の出番です!

 

漢方における膀胱炎の対策法

漢方において、膀胱炎を発症しているときは膀胱部の炎症を取り除きつつ、排尿をスムーズに促す働きをする漢方薬での治療を考えます。

 

ホノマリア錠・ホノマリア顆粒(分包)

ホノミ漢方では、膀胱炎に伴う症状改善の漢方製剤として「ホノマリア錠・ホノマリア顆粒(分包)」があります。

 

効能・効果

体力に関わらず使用でき、皮膚が乾燥し、色つやが悪く、胃腸障害のない人で、排尿異常があり口が渇くものの次の諸症:排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿

 

構成生薬

ホノマリア錠・ホノマリア顆粒(分包)は、猪苓湯と四物湯という2つの漢方薬を合わせた構成で、膀胱炎の症状を改善するだけでなく、腹部の血行不良なども改善できるのが特長です。

 

 

猪苓湯の構成生薬

 

四物湯の構成生薬

 

これらのお薬は、ホノミ漢方会 会員の薬局・薬店でお買い求めいただけます。

ホノマリア錠・ホノマリア顆粒(分包)を試してみたい方、お住まいの近くで取扱店をお探しの方は、弊社お問い合わせ窓口(剤盛堂薬品 学術部)までご相談下さい。