季節性感情障害(冬季うつ病)

冬になると「気分が落ち込む…」「朝すっきり起きることができない…」「人と会う気力が湧かない…」など

冬にだけ、このような不調が起こるのは決して気のせいではなく、季節の影響があるのかもしれません。

そこで今回は、寒い時期に症状が起こりやすい季節性感情障害(冬季うつ病)とその対策についてご紹介しましょう。

 

季節性感情障害とは

季節性感情障害は、うつ病の一種に分類されており、特定の季節にだけうつ状態になることをいいます。

特に、秋から冬にかけて症状が現れ、春先の3月頃に自然に良くなる人が多いため、「冬季うつ病」とも呼ばれます。

夏やその他の時期に症状が現れる人も存在し、発症すると毎年同じ時期に繰り返し起こります。

特に20歳代前半の女性に発症しやすいことが判っていますが、この疾患を患っていることに気付かずに苦しんでいる人も多いようです。

 

季節性感情障害の症状

症状としては、気分の落ち込みや無力感、倦怠感などの一般的なうつ病に共通する心身の症状に加え、季節性感情障害では、眠りが浅く熟睡感がなかったり、睡眠時間が長くなる「過眠」、食欲が亢進し、特にご飯やパンなどの炭水化物や、チョコレートなどの甘いものが食べたくなって太る「過食」「体重増加」が見られます。

季節性感情障害の原因

発症の原因には「日照時間の減少」が関係しているといわれています。

日光に当たることで、私たちの脳内では、「セロトニン」という感情に影響を与える神経伝達物質が分泌されたり、また「メラトニン」という睡眠に関係するホルモンの分泌が調節されています。

しかし、日照時間が短くなる秋から冬には、太陽光を十分に浴びることができず、次のような不調に繋がってしまいます。

 

 

セロトニン分泌の減少

セロトニンは、気分や感情の安定に関与し、セロトニンが増えると幸せを感じやすくなります。

一方、セロトニンの分泌が減少すると、心のバランスが崩れ、気分が落ち込んだり、やる気がなくなるなど、精神的な症状が現れやすくなります。

また、セロトニンは感情を安定させる他に、食欲を調節したり覚醒させる働きもあるため、セロトニンの分泌が減ると、食欲が増したり、日中に眠気を感じやすくなります。

 

メラトニンの不足

メラトニンは、体内時計を調節するホルモンで、セロトニンから合成されます。

セロトニンの分泌が減ると、メラトニンも十分作られなくなり、体内時計がうまく働かず、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなるなどの睡眠の不調が現れます。

 

季節性感情障害の対処法

ここで、普段の生活の中でできる対策についてご紹介しましょう。

積極的に日光を浴びる

日光を浴びることで、セロトニン分泌を増やしたり、メラトニンの分泌を正常にすることができます。

日中に外を歩いたり、屋外で運動したり、屋内では窓際で過ごすなど、生活の中で積極的に日光を浴びることが大切です。

 

 

トリプトファンを含む食品をとる

トリプトファンはセロトニンを作るために必要な栄養素ですが、体内では作られない必須アミノ酸です。

そのため、以下のようなトリプトファンを多く含む食品をとることで、体内で作られるセロトニンを増やしましょう。

病院での治療法

病院での治療法としては、主に以下の2つが行われます。

光療法

季節性感情障害の発症には、日照時間の減少が関係すると考えられるため、病院では、まず人工光を発するライトボックスという機器を使用します。

照明を直接見つめる必要はなく、顔から30~60cmほど離して、朝や日中に1日30分間その光の前で座って過ごします。

薬物療法

症状が強い場合や、光療法で十分な効果が得られない場合には、光療法とともに抗うつ薬の使用が検討されます。

症状のない季節は、薬剤を減量・中止するなど、症状の程度によって治療の見直しが行われます。

 

ホノミ漢方における対策

ホノミ漢方には、季節性感情障害で起こる気分の落ち込みなどの改善にお使いいただけるお薬として「安静錠(第2類医薬品)があります。

気分の落ち込みの緩和に…

安静錠は、生薬の働きにより、胃腸機能や自律神経の乱れを整えることで、精神的な不調の改善を図るお薬です。

効能・効果

気欝症、胃腸虚弱者の神経衰弱、更年期神経症、ヒステリー、神経性食道狭窄、胃アトニー、肋間神経痛、つわり、嘔吐、気管支炎、気管支喘息、浮腫

 

このお薬は、ホノミ漢方会会員の薬局・薬店でお買い求めいただけます。

お薬は体質や病状を考えて正しく服用することが大切ですので、どのようなお薬が適しているのか、お近くのホノミ漢方会会員の薬局・薬店で詳しくご相談下さい。

 

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