冷え症

image001手、腰、足などに耐えがたい冷たさを感じる…。
こんな冷え症でお悩みの方は多いのではないでしょうか。
冷え症は男性よりも女性に圧倒的に多く、高齢になるほど冷えを訴える人が増えます。
そこで今回はこの「冷え症」についてお話をしましょう。

冷え症とは…

身体の特定の部位のみをとくに冷たく感じ、耐えがたい場合をいいます。
冷えを感じる部位は「手、足、おなか、腰、背中、肩」などで人によってさまざまですが、一般的には「手、足」が冷える人が多いようです。

冷え症と他の病気との関係

身体が冷えることで、もともと持っている病気が悪化することがあります。「関節リウマチ」「喘息」「膀胱炎」「花粉症」は冷えで悪化する病気といわれています。
さらに、冷えが、心身の不調を引き起こすこともあり、中でも痛みとの関係が深いようです。
これは身体が冷えて血行不良となり、さらに新陳代謝機能も悪くなって、「頭痛」「肩こり」「腰痛」「月経痛」「腹痛」などの痛みの症状が起こると考えられています。
また、「足や顔のむくみ」「耳鳴り」「めまい」などの症状が起きることもあります。

image002(平成16年国民生活基礎調査より)

冷え症の原因は…

冷え性体内で作られる熱(産生熱)が少なかったり、体外へ出す熱(放散熱)が多いなどの乱れが挙げられます。その他に、体内で作られる熱(産生熱)は血液循環によって身体の隅々まで運ばれますので、血液循環が悪いと冷え症が引き起こされます。
これら以外にも、「心臓病」「甲状腺機能低下症」「膠原病」などの疾患によって起こることもあります。

冷え性と冷え症の違いは…

「冷え性」は「冷える性質」ととらえ、「冷え症」は「冷えの症状」ととらえます。
西洋医学では冷えを性質と考え一般的に治療の対象とはしないようです。しかし、漢方では、冷えを症状ととらえ、治療の対象にします。

現代医学の治療は…

現代医学では冷え症という病気はなく、冷えるという体質的なものであると考え、検査で異常がなければ治療の対象から外れています。しかし、「心臓病」「甲状腺機能低下症」「膠原病」など原因が特定されれば、その疾患の治療が行われます。
つまり、原因が特定できない「冷え」は現代医学が不得手とする分野と言えます。

漢方では

冷え症を他の病気と密接に関係している重要な症状として捉え、積極的に治療します。
この冷え症の治療に当たってはいろいろな角度から診ていきますが、今回はいくつかのタイプに分けて捉える方法をご紹介しましょう。image006

血行不良タイプ

  • 体内で作った熱(産生熱)を身体の隅々まで運ぶ血液の循環(血行)が悪いタイプです。
  • 生理不順、生理痛、顔色が悪い、皮膚があれやすいなどの症状を伴うことが多いものです。
  • 若年女性から中年女性に多いタイプです。 

新陳代謝機能低下タイプ

  • 体内の各機能(新陳代謝機能)が低下して、産生する熱が少ないタイプです。
  • 身体がだるい、疲れやすい、食欲がない、風邪を引きやすいなどの症状を伴うことが多いものです。
  • 中年女性から高齢女性に多いタイプです。

この他にも血行不良や新陳代謝機能低下によって、体内に不要な水分がたまって冷え症を起こす「水分停滞貯留タイプ」もあります。このタイプはむくみ、めまい、頭痛、頭重などの症状を伴うことが多いものです。
漢方ではこのように冷え症がどのタイプなのかを捉えたうえで漢方薬を考えます。しかし、この漢方薬にはいろいろな種類のものがあり、病人の体質・病状をさらに考慮して選び出さなければならず、大変難しいものです。

ホノミ漢方では

エッキ錠
パナパール錠
ホノミ漢方では現代女性の体質を考慮した冷え症対策のお薬…

  • 生理不順、生理痛等の血行不良を伴う冷え症に「エッキ錠」
  • 身体がだるい、疲れやすい等の新陳代謝機能が低下した冷え症に「パナパール錠」

…があります。


パナパール
また、体力が低下し、疲労、だるさ等が強い場合には「パナパール」もあります。

血行不良や新陳代謝機能の低下による不良水分がたまる冷え症にもエッキ錠、パナパール錠、パナパールを使用いただけます。

またお薬だけでなく、原因を考えた養生法を行うことが、つらい冷え症を少しでも早く楽にする手助けになります。
冷え症の原因は体内で作った熱(産生熱)と体外に出す熱(放散熱)の乱れ、血行障害であることからその養生法は…

養生方法は…

(1) エネルギー源になる食事をしっかりと取りましょう!

産生熱を増やすためにも、しっかりと食事を取ることが大切です。ただし、生ものは身体を冷やしますので、なるべく火を通した料理にするのが良いでしょう!
また、不規則な食生活はエネルギー切れを引き起こしてしまいますので、規則正しい食生活を心がけましょう。

(2) お風呂にゆっくりと入り身体を温めて血行を良くしましょう!

シャワーよりも湯船につかるのが良いのですが、熱いお風呂ではなく、ぬるめ(38~40℃)で半身浴(腰湯)で、できるだけ長くつかる(20~30分)のが良いでしょう。

(3) 熱を逃がさないようにしましょう!

体外に放散する熱を減らすためにも重ね着をしたり、床に就く時には布団内を電気毛布やあんかで事前に温めたりすると良いでしょう。

(4) こまめに動きましょう!

たまにスポーツなどをするのも良いのですが、できればまとめて動くよりも普段の生活の中でこまめに動くのが効果的です。特に歩く機会を増やして動く習慣をつけると良いでしょう。

夏の冷え症

気温の低い、冬場の時期に起こりやすいと思われがちな『冷え症』。
ところが夏本番に近づくにつれ、ついつい冷房をつける機会が増えるこの時期…、冷房のきいた部屋で長時間さらされ続けることで、『耐えがたい身体の冷え』を感じている方が増えています。
某企業の調査では、夏に『冷え』を感じている女性は何と約4割。最近では、夏・オフィスの冷え症対策に、昔懐かしい「湯たんぽ」など、防寒用品を買い求める女性が増えているとか…。

そこで、今月はこの時期、特に女性に多い『夏の冷え症』についてお話しすることにしましょう。

『夏の冷え症』とは?

image001冷え症とは、「身体全体は寒くないのに手・足・腰が異常な程、冷たい…」など、
「身体の一部分だけが特に冷たくなる状態」を指します。
私たちには環境や季節の変化に適応するため、自律神経によって体温をうまく調節する働きが備わっています。ところが、炎天下の屋外と冷房のよく効いた室内の温度差が激しい夏場は、自律神経系のバランスを崩しやすく、体温調節がうまくいかずに、冷えに伴うさまざまな症状が現われやすいのです。

女性に『冷え症』が多いのは??

腰痛2一般に、男性に比べて女性が『冷え』を感じやすい主な理由は…、

  • 女性は基礎体温が低い
  • 熱の産生に関係する筋肉組織が少ない
  • 月経周期に応じてホルモンの変動を繰り返しているため、血液循環が悪くなりやすいから。

また、ファッションを重視する現代女性は、特に夏場に薄着をすることが多いため、身体を冷やすことで血液循環が悪くなりやすいのです。

『冷え症』の主な症状は?

冷えを感じる部分は様々ですが、一般に「手足が冷える」ことが多く、体質だからと放っておくと、その他にも冷えに伴って、次のような様々な症状が現われることがあります。

頭痛・肩こり・腰痛
など『痛み』の症状

月経痛・月経不順など
『生理』の問題

食欲不振・腹痛
下痢・便秘など

めまい・イライラ ・倦怠感・
のぼせ・むくみなど

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『夏の冷え症』の原因は?

一般に『冷え症』が起こる原因として、大きく分けると次の2つが考えられます。

一般的な『冷え』の原因 『夏の冷え』との関係
(1)エネルギー不足で、熱の産生が不十分なため ・夏バテによる、胃腸機能の低下
・無理なダイエットによる、エネルギー不足
・運動不足からの筋力低下
(2)熱の分配がうまくできないため ・冷房の影響で、身体がさらに冷えてしまい、熱を運ぶ血液がうまく流れない

一方、年齢層別に女性の「手足の冷え」の訴えに「月経痛・月経不順」の訴えを重ねてみますと、年齢層によって冷えの原因との関係に傾向があることがわかってきました。

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若年~中年女性では、『手足の冷え』と『月経痛・月経不順』の訴えが非常に似ており、冷え症の根本改善には『血行・ホルモンバランスの乱れ』が関わっていることが多いものです。
一方、中高年女性では、『熱を産み出すための体力づけ』がまず必要と言えます。
つまり、『夏の冷え症』を根本的に改善するには、『冷え』を起こす原因をしっかりと考えた対策が大切なのです!

漢方では…

『冷え症』 の原因をしっかり考える漢方!

現代医学では、『冷え症』は「甲状腺機能低下症」「膠原病」などの冷えの原因が特定されない限り、治療の対象とはせず、『冷え』つまり単に『冷え質』と考えることがあります。
これに対して漢方では『冷え』を『冷え状』と捉え、立派な病気として扱うのです。

ホノミ漢方では…

エッキ錠
パナパール錠

ホノミ漢方には、女性に起こりやすい『冷え症』を根本原因から改善するお薬がそろっています!
現代女性の体質を考えた『冷え症』対策のお薬として、

・更年期障害、月経不順など『女性病体質の改善』に…、「エッキ錠」 があります。

・肉体疲労、胃腸虚弱など『新陳代謝機能が低下した』方の冷え症に… 「パナパール錠」があります。

また、お薬の服用だけではなく、日頃から次のような『冷え症』を起こしにくい養生法を取り入れることも大切です!

『夏の冷え症』を予防するための養生法

1)身体を冷やさないようにしましょう
  • 冷房のきいた室内では、薄手の上着やストールを羽織るなど、身体を冷やさないことが基本です。
    ただし、ガードルなど身体を締めつける衣服は、血流を悪くしますから、避けて下さい。
  • シャワーを浴びるだけではなく、ぬるめのお湯(37~38℃)に心臓に負担がかからないみぞおちから下をつける半身浴で、じっくりと身体の芯から温まりましょう。
2)食事はきちんと摂りましょう
  • 暑いとばかり食事ではなく水分ばかりを摂っていると、エネルギー不足になって熱を生み出せず、身体が冷えてしまいます。
  • アイスクリームやビールなど冷たいものの摂り過ぎは、胃腸を冷やし消化吸収を妨げます。
    身体を温める働きのある「芋類や豆類」など食材を工夫して摂るようにしましょう。
3)適度な運動を心がけましょう
  • ストレッチやウォーキングなどの適度な運動は血行を良くし、また、熱の産生に関係する筋肉の衰えを防ぐことができ、冷えの解消につながります。汗をかいた後は、必ず汗を拭いて身体を冷やさないようにして下さい。

冷房病

冷房病暑~い夏なのに、手、腰、足などに耐えがたい冷たさを感じ、体調も思わしくない…。
こんな症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか。
このような症状は冷房病でよく起こり、冷えや体調不良だけでなく、頭痛、咽頭痛、腹痛、神経痛・リウマチの悪化、生理不順、皮膚の荒れなど様々な症状が起きます。

そこで今回はこの冷房病についてお話をしましょう。

冷房病とは?

「冷房病」というのは俗称で、病名ではありません。これは冷房による室温低下や室外との温度差に対して私達の身体が順応できず、種々の症状を現す「不適応症候群」の一つです。
この冷房病の歴史は意外に古く、日本では昭和35年頃から冷房病と言う言葉が使用されています。これはオフィスで働く女性に疲労感やだるさを訴える人が増え、その原因が冷房から来ていると分かったからです。

冷房病の症状は…

人によってさまざまですが、主に女性に多く見られ、手・足・腰など身体の冷えを訴えたり、生理不順、皮膚のあれ、疲労感、食欲不振、かぜをひきやすい、頭痛、咽頭痛、更には腰痛、神経痛・リウマチの悪化など実に多彩な症状が起きます。

冷房病の原因は…

名前の通り冷房が原因ですが、血管を収縮させたり、拡張させたりして体温調節を行うシステムが冷房によって上手く機能しなくなることが一因です。
とくに、冷房の問題点は次の3つがあります。

(1)冷やしすぎ

  • 身体が冷えると、体温を保とうとして皮膚の血管は収縮しますが、それでは対応しきれないほどの寒さにさらされると、身体の不調を招きます。

(2)冷風が直接身体に当たる

  • 実験によると風速2mの風を直接身体に受けると、実際の温度よりも約2度くらい低く感じることが分かっているそうです。冷風の吹き出し口の温度は10~12度と低くなっていますので、冷風を吹き出し口から直接受けると、身体は冷えすぎてしまいます。

(3) 温度差

  • 室外と室内の温度差が大きくなっていると、室外と室内を行き来する場合に体温調節機能に大きな負担をかけ、上手く機能しなくなります。

現代医学の治療は…

とくに治療法はなく、服装や規則正しい食生活などの養生だけにとどまります。

ホノミ漢方では

冷房病は、冷房によって血管を収縮・拡張させたりして体調調節を行うシステムが乱れることが大きな原因です。
これは漢方でいう「血(血行・ホルモン不良)」の乱れになります。
そこで、ホノミ漢方では、「血」の働きを良くすることを第一に、種々の症状を踏まえた対応を考えます。

エッキ錠
(1) 手・足・腰の冷えとともに生理不順や皮膚の荒れなどが強い…

「血」の乱れを整えることを第一に考えた 「エッキ錠」

パナパール錠
(2) 手・足・腰の冷えとともに疲労感、食欲不振などが強い場合…

「血」の乱れ対策とともに、
 胃腸対策、疲労対策(滋養強壮)の取れる 「パナパール錠」

パナパール
(3) 疲労、かぜをひきやすい、咽頭痛などが強い…

「血」の乱れを改善し、抵抗力、体力アップを図る 「パナパール」

ロイルック錠
ロイルック錠
(4) 腰痛、神経痛・リウマチの悪化する…

 

「血」の乱れを改善し、神経の働き、水分代謝の乱れを整える 「ロイルック・ロイルック錠」

…をご使用いただくことが多いものです。

養生法について

またお薬だけでなく、普段の養生が大切になります。

(1)室内の温度を下げすぎないように!

室温は25~27℃とし、外気との温度差を5℃以内にするのが良いでしょう。

(2)服装に注意!

冷房の効いた室内では肌の露出が少ない服装にしましょう。とくに職場などでは、膝掛けや靴下、カイロなどを使うと良いでしょう。

(3)お風呂にゆっくりと入り身体を温めて血行を良くしましょう!

シャワーよりも湯船につかるのが良いのですが、熱いお風呂ではなく、ぬるめ(38~40℃)で半身浴(腰湯)するのが良いでしょう。

(4)適度に運動!

適度な運動は身体から生み出される熱量を増やすだけでなく、冷房病に対する抵抗力を高めます。

(5)規則正しい食生活!

朝食を抜いたり、昼食に”そうめん”や”そば”などあっさりとしたものばかりを食べていると、栄養がアンバランスになるだけでなく、食事から生み出される熱量も少なくなってしまいます。
また、ジュースやアイスクリームなど冷たいものばかりを食べていると身体を冷やしてしまいます。
なるべく温かく、そして栄養バランスの取れた食事を朝・昼・晩しっかりと取りましょう。

冬の皮膚病

image001寒さが厳しくなり、空気が乾燥する冬。
私たちの身体の一番外側の「皮膚」は、このような環境の影響を受けやすく、冬は皮膚トラブルが起こりやすい時期です。
そこで、今回は冬に起こりやすい皮膚病「ひび、あかぎれ」「しもやけ」についてご紹介しましょう。

「ひび、あかぎれ」とは?

  • image002手指の腹の部分や、手の平、足の裏など角質の厚い皮膚に生じる亀裂(裂け目)のことを「ひび」と言います。
  • また、裂け目が深くなって赤い内部が見え、出血を起こすようなものを「あかぎれ」と言います。

これらの皮膚症状はどのようにして起こるのでしょうか?

ひびやあかぎれは皮膚の乾燥と深い関わりがあります。
もともと手の表面は、汗や皮脂が分泌されて潤いのバリアを作っています。これが水分の蒸発を防ぎ、さまざまな刺激から手を守っているのです。
しかし、冬場は次のような要因によって皮膚の乾燥が起きやすくなっています。

  1. 寒い冬場は体温が奪われないように血管が収縮し血流が悪化するため、皮脂や汗の分泌が減ってしまい皮膚のバリア機能の形成が不十分になる。
  2. 暖房器具を使う機会が多くなることで室内の空気が乾燥してしまい、それが皮膚の乾燥を促してしまう。
  3. 水仕事や風邪予防のために手洗い回数が増えることで、皮膚のバリア機能を洗い落としてしまい皮膚表面の潤いが失われやすくなる。

皮膚の乾燥が進むと、皮膚の柔軟性が失われ、皮膚が割れて「ひび」や出血を伴うような「あかぎれ」を起こしてしまうのです。

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冬期はこのようにさまざまな要因から、「ひび、あかぎれ」が起こりやすくなっています。「ひび、あかぎれ」には皮膚表面の潤いを保ち、皮膚の乾燥を防ぐ対策が必要です。

「しもやけ」とは?

しもやけ」とは、寒冷にさらされることによって起こるうっ血、カユミ、腫れなどの皮膚症状のことです。
しもやけの症状は、手足の指が赤く腫れて膨張するタイプと、赤紫色の斑点が手の平などのあちこちにできるタイプの2つに分けられます。真冬に起こるイメージですが、初冬や春先にも多く、末端の部位(手足、耳の縁、耳たぶ、鼻の頭など)が赤紫色に腫れてカユミを伴います。また、ひどくなると水ぶくれや皮むけができて痛みがでることもあります。

しもやけは寒さで末端の血管が収縮し、血流が悪化することで起こります。身体全体の筋肉量が少なく体温の低い人ほど、体温が奪われないように身体の先端部の血管が収縮しやすく、しもやけを発症しやすくなります。そのため、しもやけは次のような人に起こりやすい特徴があります。

しもやけを発症しやすい人

  • 高齢者(筋肉量の少ない痩せ型の人)
  • 屋外で肌の露出機会の多い子供
  • 「高血圧」や「高脂血症」などで動脈硬化を起こしている人
  • 遺伝的に起こりやすい人

また、手や足を濡れたままにしたり、湿ったままの靴や靴下を履き続けて足を冷やしてしまうことでも起こりやすくなります。日頃から手足を冷やさないように注意し、また手袋などで保温の対策を心掛けましょう。

ホノミ漢方の対策は…?

ひび、あかぎれ、しもやけの外用薬として、ホノミ漢方では、
チェリメントAG軟膏赤色ワグラス軟膏をご用意しております!

チェリメントAG軟膏

チェリメントAG軟膏

天然物由来の成分アライトインとグリチルレチン酸を中心に、カユミや、荒れた皮膚の炎症を鎮めるように働きます。

赤色ワグラス軟膏

赤色ワグラス軟膏

当帰(トウキ)・紫根(シコン)のゴマ油抽出エキスの”チコニイル”配合で新しい皮膚の形成を助け、ひびやあかぎれでできた傷口を治すように働きます。また乾燥した皮膚を優しく保護する親油性の軟膏です。

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  • カユミを伴い、ひびやあかぎれ、しもやけが軽度の場合は…
    ピンクの軟膏「チェリメントAG 軟膏」
  • 患部の皮膚が割れて傷や出血が見られるような場合は…
    赤色の軟膏「赤色ワグラス軟膏」

をお使い下さい。

image008これらのお薬は、皮膚の状態や症状によって使い分けることが大切です。
そのため、使用に際しては、ホノミ漢方会会員の薬局・薬店の先生方とよくご相談いただき、医薬品に添付してある「使用上の注意」をよく読んでお使いください。

生活習慣で気を付けること

「ひび、あかぎれ」、「しもやけ」の対策は、身近なところから始めることができます。
以下のことに気をつけて、予防や治療に活かしてください。

ひび、あかぎれ、しもやけの養生法
1)ひび、あかぎれ…水仕事や手洗いに注意しましょう!
  • 水仕事をすると洗剤や水が皮膚の脂質を奪うため、皮膚が乾燥してバリア機能が低下しひび、あかぎれが起こりやすくなります。水仕事の際はゴム手袋などを使って皮膚の乾燥を防ぎましょう。
  • また水仕事や手洗いの際に落ちてしまった皮膚表面の潤いバリアを補うために、保湿効果のあるハンドクリームを活用するのが効果的です。
image009 2)しもやけ対策に…血流を良くしましょう!
  • 自分で腕や足をよく動かし、手指や足指でグーパーの動作を繰り返して血液の流れを良くするのが効果的です。
    ゆっくり時間をかけて、朝晩それぞれ30回前後行うのが良いでしょう。
  • 喫煙は末梢血管の血液循環を悪化させますので、喫煙をされる方はできるだけ控えるように心掛けましょう。
3)食事にも気を遣いましょう!
  • ビタミンAビタミンEビタミンB2は、皮膚の乾燥を防ぎ皮膚の細胞を再生させる働きがあります。また、ビタミンEは血行を良くする働きもあることから、しもやけの治療薬として使われることもあります。
    image010これらのビタミンが豊富に含まれる食材は…

      
    ビタミンA…レバ―、卵黄、緑黄色野菜
    ビタミンE…穀類、豆類、緑黄色野菜
    ビタミンB2…サバ、カレイ、牛乳  ・・・等

皮膚に良い働きのあるビタミンを、食事の際は積極的に摂取するように工夫してみましょう。

夏の皮膚病

梅雨も徐々に終わりが近づき、いよいよ夏本番の季節がやってきました!
これからの季節は、海に!山に!と、楽しいレジャーを満喫できる季節ですが、同時に皮膚の症状を崩してしまいやすい季節でもあります。
今回は、夏場に気をつけたい皮膚病、「あせも」と「水虫」について紹介しましょう。

小児に多い…「あせも」

夏の暑さとは切っても切れないのが「汗」と「あせも」。
汗は、皮膚にあるエクリン汗腺という出口から分泌され、蒸発する時に皮膚の熱を奪うことで体温の上昇を防ぐ働きをしています。
しかし、汗をかいたまま放っておくと…

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汗腺は、大人も子供も同じ数だけ存在しています。
そのため身体の小さな子供では汗腺が密集しており、また大人よりも汗をかきやすいため、あせもを起こしやすくなります。
あせものできやすい場所は、頭、額、首、ひじの内側、脚の付け根やお尻、膝の裏側など。
赤ちゃんの場合には、おむつで覆われている場所も注意が必要です。

あせもといえども放っておくと、とびひなど細菌感染の原因となってしまうため、早い段階からの対策をとることが大切になります。

湿度と温度が引き金に…「水虫」

5人に1人が悩まされているとも言われる水虫は、真菌の一種の白癬菌が、「角質層」(皮膚の一番外側の層)に感染して起こる病気です。
では、白癬菌はどのようにして角質層に入り込むのでしょうか?

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このため、高温・多湿となる梅雨~夏場の季節は、水虫を発症・悪化させやすい季節なのです!
水虫は放置しておくと、白癬菌が角質層の深部にまで侵入し、治療が難しくなってしまうので、早期から対策を講じることが重要です。

ホノミ漢方の対策法は…?

image003「あせも」改善のお薬としてはホノザルベを、
「水虫」改善のお薬としてはアンカビンmic(ミック)
それぞれご用意しております!

 ホノザルベホノザルベは、痒み止めの成分が効果的に働くだけでなく、牡蛎(ボレイ)末配合のため使用後サラサラとした肌触りになり、あせもが辛い患部に使うと良い使用感を与えるお薬です。

アンカビンmic水虫・たむし用薬であるアンカビンmic(ミック) は、白癬菌を退治する抗菌成分に加え、紫根(シコン)などの皮膚新生を促す生薬成分が配合されている点が特長的なお薬です。

これらのお薬は、体質や病状を考えて正しく使用することが大切です。
使用に際しては、ホノミ漢方会会員の薬局・薬店の先生方とよくご相談いただき、医薬品に添付してある「使用上の注意」をよく読んでお使いください。

生活習慣で気をつけること

あせもや水虫の予防・改善には、次のようなことに気をつけると効果的です。

あせもの養生法

肌は清潔に!

夏の皮膚病1あせもの予防・改善・悪化防止には、何より肌を清潔に保つことが一番大切!
衣服や肌着は通気性が良く、吸湿性の高いものを選びましょう。
また、汗をかいたらそのままにせず、こまめに拭き取ったり、着替えたりすることが重要です。
汗を拭くときには、お湯でぬらしたタオルを使うと、汗腺が開いて汚れが落ちやすくなります。

湯船よりもシャワーで汗を流す。 

image005湯船で温まるとかえって汗が出てしまい、あせもが悪化することがあります。
シャワーで汗を流し、せっけんを使ってきちんと身体を洗う様にしましょう!
身体が充分に乾いてから衣服を着るようにしましょう。

爪は短く。手指は良く洗う。

image006皮膚をかきむしって傷つけないように、爪は短く切っておきましょう。
また、患部からの細菌感染を防ぐためにも、手指は良く洗い、清潔を保つよう心掛けましょう。

水虫の養生法

1日1回、必ず洗う 

image007付着した白癬菌が角質層に侵入するまで、最短でも36時間程度かかるといわれています。そのため、1日1回は必ずお風呂に入り、足を良く洗うことが水虫改善の基本になります。
特に指の付け根の部分は白癬菌が自然には落ちにくい場所であるため、丁寧に洗うようにしましょう。

靴の履き方の工夫と手入れ

足が長時間蒸れた状態にならないよう、靴の履き方と手入れに注意しましょう。
具体的には、次のようなことに注意すると良いでしょう。

  • 靴の工夫 …職場ではサンダルに履きかえたり、靴を脱ぐ時間を作るようにしましょう。
  • 靴の手入れ …毎日靴をかえ、履かない靴は日に干して乾かすようにしましょう。
  • 中敷の工夫 …除湿効果のある中敷を使うことも有効です。
  • 靴下の工夫 …木綿や麻など、蒸れにくい素材の靴下を選ぶと良いでしょう。
外用薬を使用する際の注意 

夏の皮膚病2外用薬を使用する場合は、痒いところだけでなく、周囲の指など広範囲に塗布することが大切。白癬菌が他のところにもついているかもしれないからです。
外用薬を使用するのは、薬が吸収されやすいお風呂上りが良いでしょう。
また、外用薬を使用して数週間程度で痒みが治まることもありますが、油断は禁物。表面の白癬菌は死んでも、角質の奥にはまだ菌が潜んでいることも多いのです。
症状が治まっても、数ヶ月間は外用薬を使用することが大切です。

肌あれ

肌荒れ

これからの季節は、空気が乾燥しやすく肌あれに悩む人が増えてきます。
肌は目につきやすく、異常を感じやすい部位でもあるため、肌のトラブルはとても気になるものです。
そこで今回は、「肌あれ」の原因とその対策法についてお話ししましょう。

皮膚の構造と働き

皮膚は人体最大の臓器であるといわれ、外界の刺激から守るバリア機能や、乾燥から守る保湿機能体温調節機能などの重要な働きをしています。

皮膚の構造皮膚の構造  皮膚は、外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から成ります。
一般的に、表皮のことをさして肌と呼ぶことが多く、私たちが普段目にして触れているところは、表皮の一番外側の「角質層」という部分です。
角質層では、たえず汗や皮脂が分泌されており、表面を皮脂膜が覆って水分の蒸発を防いで、皮膚を保護しています。

肌のターンオーバー

私たちの肌はたえず新しい細胞がつくられて、生まれ変わっています。
表皮の一番内側でつくられた細胞は、徐々に押し上げられていき、約14日で表皮の一番上の角質層まで達します。その後、約14日でアカとしてはがれ落ち、新しい細胞に入れ替わります。この約28日周期で肌が生まれ変わるサイクルをターンオーバーといいます。

肌あれとは?

肌あれとは、肌が乾燥して、カサカサしたりひび割れたりすることをいいます。
健康な肌は、角質細胞がきちんと並び、その間を角質細胞間脂質が満たして水分を保っています。また、皮脂膜が表面を覆って水分の蒸発を防いでいます。
しかし、正常なターンオーバーが行われないと、皮脂膜や角質細胞間脂質が減って水分が蒸発しやすくなり、肌が乾燥して表面の角質がはがれ落ちやすくなります。

角質層の拡大図では次に、なぜこのような肌あれを起こすのか、その原因についてご紹介しましょう。

肌あれの原因

肌あれの原因にはさまざまなものがあります。

気候

冬は空気が乾燥しやすく、気温が下がって新陳代謝が悪くなるため、肌が乾燥して肌あれを起こします。また、夏でもエアコンの効いた部屋は空気が乾燥しやすいため、肌あれを起こしやすくなります。

睡眠不足肌あれ1

肌のターンオーバーは、夜の10時~深夜2時頃に最も活発になるといわれています。そのため、夜更かしして他の活動にエネルギーが使われていると、正常なターンオーバーが行われず肌あれを起こしてしまいます。

加齢

肌の乾燥を防ぐ皮脂の分泌量は、加齢に伴って減っていきます。皮脂の分泌量が減ると、肌のバリア機能が低下して肌あれを起こしやすくなります。

肌あれ2栄養バランスの乱れ

健康な肌をつくるためにはビタミンやミネラル、良質なタンパク質などの栄養をしっかり摂ることが必要です。そのため、これらが不足すると肌あれを起こしてしまいます。

疲労やストレスimage008

疲労やストレスがたまると、自律神経の働きが乱れて肌の血流が悪くなって、肌あれが起こります。

一般的な肌あれ対策

一般的な肌あれ対策皮膚の水分を保って乾燥を防ぐ保湿剤や、健康な皮膚を保つために必要なビタミンB2、B6、Cなどのビタミン剤の内服薬が使用されます。 しかしこれらの対策で症状が良くなっても、使用を中止するとまた肌あれを起こしてしまうことが少なくありません。

ホノミ漢方の肌あれ対策

コイクラセリド錠ホノミ漢方には、肌あれに良いお薬としてコイクラセリド錠」「コイクラセリド」 があります。

「コイクラセリド錠」「コイクラセリド」は、肌あれ・いぼを改善するように考え出された生薬製剤です。

肌あれに良い生薬:ヨクイニン
ヨクイニンというと、あまり馴染みがないかもしれませんが、実はお茶によく使われるハトムギのことです。このハトムギの種子の皮を除いたものをヨクイニンと呼び、肌の調子を整える働きがあります。

また、日常の生活習慣では、次のような肌あれを防ぐ養生法に気をつけましょう。

肌あれを防ぐ養生法

睡眠をしっかりとる

肌のダメージは、眠っている間に補修されるため、睡眠をしっかりとることが重要です。肌のターンオーバーは、夜の10時~深夜2時頃に最も活発になるといわれているため、なるべく早めの就寝を心掛けましょう。

適度な運動をする

適度な運動は、肌の血行を良くするだけでなく、肌あれの原因となるストレスを発散させる効果があります。

栄養バランスの良い食事をする

image006健康な肌をつくるためには、ビタミン類を充分に摂ることが大切です。
肌あれを起こしているときは、つい外側からのケアに目がいきがちですが、バランスの良い食事でからだの内側から整えることも大切です。

室内の湿度を保つ

エアコンの効いた部屋は空気が乾燥しています。そのため、加湿器を利用したり、室内に濡れたタオルを干すなどして、部屋の湿度を保つようにすると良いでしょう。

ニキビ

「青春のシンボル」とも呼ばれ、思春期には誰しも一度は経験があるニキビ。最近では、20代以降の大人ニキビに悩まされる方も増えているようです。

今回は、ニキビができるしくみとその改善策について紹介しましょう。

ニキビの原因は?

ニキビの原因は?ニキビは10代の始め、第二次性徴期とともにでき始め、高校生の頃に最も悪化します。ニキビがこの時期に起こりやすいのは、ニキビの原因に男性ホルモンが大きく関係しているからなのです。
男性ホルモンは、女性の体内でも分泌されます。特に思春期の時期や、大人の女性でも生理の前にはホルモンのバランスが崩れやすくなります。その結果、女性でも男性ホルモンの働きが強くなり、ニキビが出来やすくなるのです。

男性ホルモンは、皮脂の分泌を増加させる働きがあります。男性ホルモンの増加によって皮脂が大量に分泌されると毛穴が詰まり、毛孔(毛の生えてくる孔(あな))の中でアクネ菌が増殖して炎症が起き、ニキビが出来てしまいます。

ニキビができるのはアクネ菌のせい?

アクネ菌というと「ニキビを起こす悪い菌」と考えている人も多いかと思いますが、アクネ菌自体は誰の肌にでもいる菌(常在菌)の一種。ニキビを悪化させる要因の一つにはなるものの、アクネ菌だけが原因でニキビが起こるわけではありません。
アクネ菌は空気が苦手な菌(嫌気性菌)であるため、毛孔の中に住み着いています。普段はおとなしくしているアクネ菌ですが、皮脂を栄養に増殖する性質のため、皮脂の分泌が増えると多量に増え、ニキビを悪化させていくのです。

ニキビができるしくみは?

ニキビができるしくみは?ニキビは毛孔に起こる疾患です。毛孔は皮膚の奥で皮脂腺(皮脂が分泌される腺)とつながっています。皮脂腺から分泌された皮脂は、毛穴を通って皮膚の表面へと出てきます。皮脂は皮膚の表面を保護し、潤いを与える働きがあるのですが、分泌される量が増えすぎると、ニキビができやすくなってしまいます。

では次に、ニキビができる仕組みを、順を追って説明しましょう。

ニキビができるしくみ
  1. image003 男性ホルモンの分泌が増えると、皮脂腺が刺激され、皮脂が大量に分泌されます。すると、皮脂が毛穴を通過しきれず詰まってしまい、皮脂や角質が毛孔の中に溜まって、しだいに膨らんでいきます。
    これがニキビの初期、「面皰(めんぽう)」と呼ばれる状態です。
  2. image004 面皰ができると、元々毛孔の中にいたアクネ菌が、皮脂を栄養源として急激に増殖を始めます。すると患部は炎症を起こし、赤く腫れてきます。
    この状態は「丘疹(きゅうしん)」と呼ばれます。これが一般に言うニキビの状態です。
  3. image005さらに症状が進行すると、患部は化膿を起こし、毛孔の中に膿が溜まってきます。炎症・腫れはさらに強くなり、痛みを伴うこともあります。
    この状態は「膿疱(のうほう)」と呼ばれます。
    外見上は、赤く腫れたニキビの中心部に黄色い膿が見えている状態です。

このようにニキビは、過剰な皮脂の分泌が主な原因で起こります。そのため、顔や胸、背中など、皮脂腺が多く、皮脂の分泌が活発な部分にできやすいのです。

また皮脂の分泌過剰のほかにも、一時的なビタミン代謝異常、ストレス、自律神経の乱れ、胃腸の働きの不調…等、様々な原因が加わることで、ニキビは発生・悪化します。

現代医学での治療法は?

image006皮脂の分泌を抑える外用薬や、アクネ菌の増殖を抑える外用薬が使用されます。
またニキビの数が多い時には、抗生物質の内服薬なども使われます。

しかしこれらの薬は、使用している間はニキビの発生を抑えることが出来ても、使用を中止するとニキビが再発してしまうことが少なくありません。

ホノミ漢方のニキビ対策

ニキビの改善のためには、皮脂のコントロールとともに、皮膚で炎症を起こしやすい体質の改善を図ることが大切です!

アクトマン
ワグラスD錠
ホノミ漢方には、ニキビを始めとする皮膚病改善のお薬として
「アクトマン」 「ワグラスD錠」があります。

  • 炎症を起こしやすい体質のニキビに…
    皮膚の炎症を鎮める働きのあるアクトマンを!
  • 化膿した状態に…
    膿を排出し、患部の腫れを改善するワグラスD錠を!

さらに、生理前後にニキビができやすい女性の場合には、血行の乱れから起こる女性の種々の苦情を改善するエッキ錠も有効です!
また、日頃の生活習慣の中では、次のようなことに気をつけましょう。

ニキビの養生法

こまめな洗顔

ニキビの予防・改善のためには毛孔に皮脂を詰まらせないようにすることが大切!特に皮脂の分泌が多くなる夏場や生理前には、洗う回数を増やしたり、洗顔の際に冷水よりぬるま湯を使うと効果的です。

頭髪・衣服が患部に触れないようにする

ニキビが出来ているところに頭髪や衣類がかかると、皮脂の除去が邪魔されたり、刺激によってニキビが悪化することがあるため、なるべく避けるほうがよいでしょう。

お化粧の方法

油性のものや、皮膚への粘着性が高いものは、毛孔を塞いでニキビを悪化させてしまいますので、避けた方が良いでしょう。また、ニキビを隠すために厚化粧をすることは、ニキビの悪化を促進してしまいます。

バランスの良い食事を心がける

健康な皮膚をつくるためにはビタミン類を充分に取る必要があります。また便秘はニキビを悪化させる要因になりますので、食物繊維を積極的に摂ることを意識しましょう。

image006ストレスを溜めない、しっかり発散する

ストレスがかかると、ホルモンバランスを始めとする身体の働きが乱れてしまいます。睡眠をしっかりとり、ストレスを発散できる方法を実行しましょう。

高齢者の便秘

最も気になる症状-便秘季節の変わり目になると増えてくるのが「便秘」の悩み…

厚生労働省が行った国民生活基礎調査(平成22年)を見てみますと、便秘は女性に多く見られる一方で、そのピークは高齢者にあることが分かります。

そこで、今回は「高齢者の便秘」について、お話することにしましょう。

腸の働きとは?

image002口から入った食べ物は胃で消化された後、小腸へ送られ、そこで栄養と水分の約9割が吸収されます。
その後、小腸で吸収されなかった液状の食べ物の残りかすは、大腸へと送られてきます。

大腸は、盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸から成り、蠕動運動(大腸壁の筋肉の伸縮運動)によって、小腸から送られてきたものを先へと進めながら、徐々に水分を吸収していき、液状だった残りかすを固める働きがあります。

便秘とは?

「便秘」とは、腸の中で大便が滞ってしまった状態です。
便秘のはっきりした定義はなく、一般的には「3~4日以上便通がない」場合に、便秘と言われることが多くあります。
ただ、毎日排便があっても、「スッキリ便が出ない…」「便が硬い…」といった症状を不快に感じていれば、便秘と言うこともあり、排便の頻度や不快感の有無で判断します。

便秘は、次の2つのタイプに分けられます。

便秘のタイプ 仕組み
機能性便秘 腸の働きが鈍くなったり、けいれんするなど、機能が悪くなって起きる
器質性便秘 腸の中で炎症を起こしたり、腫瘍(ポリープなど)ができるなど、腸における病気が原因で、腸管内が狭くなることによって起きる

image003この2つのうち、多いのは「機能性便秘」の方で、とくに高齢者の場合は、腸の働きが低下し、大便を押し出す力が弱くなったために起こる便秘が多く見られます。

便秘が高齢者に多いのはなぜ?

冒頭の国民生活基礎調査にもありました通り、便秘は高齢者に多く見られますが、なぜ高齢者に多いのでしょうか?その理由としては、次の4つが挙げられます。

食事の量が減る 高齢になると、若い頃に比べて、食事の量が減ってくる。
すると、大便の量が少なくなるため、便意を催しにくくなる。
腸の働きが
低下する
加齢に伴って、腸の働きが低下し、大便が腸にとどまる時間が長くなることによって、便が硬くなって出にくくなる。
便を押し出す力が
弱くなる
排便するときに必要な腹筋や肛門括約筋が弱くなってしまい、便を押し出しにくくなる。
便意を
感じにくくなる
大便が直腸に到達すると、直腸の神経が感知して大脳を刺激し、便意を感じるが、直腸の知覚が低下して便意を感じにくくなる。そのため、排便のタイミングを逃してしまう。

ホノミ漢方における便秘対策は?

image004一般的な便秘対策と言えば、下剤で怠けた腸に刺激を与えて動かし、排便を促していく方法です。
しかし、腸の働きが弱ってきている高齢者の場合、刺激で腸を動かそうとするだけの対策では、かえって負担になってしまうことを考えておかなくてはなりません。

まず、便秘には6つの原因があることを知っておく必要があります。

  1. 胃酸過多
    胃の働きが亢進して胃酸が多くなると、便秘を起こしやすくなります。
  2. 腸の働きが悪い
    腸の働きが強すぎても、弱すぎても大便がスムーズに運ばれず、便秘になってしまいます。
  3. 血液の巡りが悪い
    腹部の血行が悪いと栄養も運ばれず、腸が充分に働くことができないため、大便が滞ってしまいます。
  4. 胆汁が小腸に分泌されない
    胆汁は食べ物の消化を助けたり、腸の蠕動運動を促す働きがありますが、その胆汁が不足すると、便秘を起こしやすくなります。
  5. 肝臓が炎症を起こして胆汁分泌が上手くできない
    肝臓は胆汁を作り出す働きがありますが、その肝臓で炎症を起こすと、胆汁が充分に作られなくなり、不足します。
  6. 精神的ストレス
    精神的なストレスが続くと、自律神経が緊張して腸の働きが乱れるため、排便がスムーズにできなくなります。

そして、ホノミ漢方には、生薬の働きを活かしながら、上記の6つの原因を踏まえた対策がとれるよう工夫された便秘のお薬があります。
それが『ハニドール』です。

ハニドールを構成する成分について、ご紹介しましょう。

=息切れが起こる仕組み=

  • 胃の調子を整える:牛胆・厚朴
  • 腸に適度な刺激を与え、大便を先に進める:大黄
  • 大便の表面を軟らかくし、 排便をスムーズにする:ジオクチルソジウムスルホサクシネート
  • 腹部の血行を良くする:芍薬
  • 胆汁の分泌を促す:牛胆
  • 自律神経の働きを整え、腹部の張りを鎮める:枳実・厚朴

このように、ハニドールは様々な角度から対策をとることができ、高齢者の便秘にもお使い頂けます。

また、胃腸虚弱が主な原因となって便秘を起こしている場合は、腹部の血行を良くするとともに、胃腸の自発的な働きを活発にしていく対策が必要となります。

そのために『パナパール錠』を服用する方法もあります。

さらに、便秘対策には、日頃の養生が欠かせません。次のような養生法を日常生活の中で意識しておきましょう。

日常の生活で意識することは?

高齢者の便秘1 1)食物繊維が豊富な食べ物を積極的にとるようにする

食べ物に含まれる食物繊維は、胃や腸で消化・吸収されないまま、大腸へと進み、腸内の水分を集めて便を軟らかくしたり、大便を形作ったりする働きがあります。
食物繊維には、水溶性(水に溶ける)と不溶性(水に溶けない)の2つがあり、両方の食物繊維をバランスよくとることが大切です。

(水溶性食物繊維:海藻類、果物類、野菜類など
 不溶性食物繊維:穀物類、いも類、豆類、野菜類など)

高齢者の便秘22)食事は規則正しくとる

食事の時間が不規則になると、胃や腸などの機能を司る自律神経のバランスが崩れてしまいます。そのため、食事は1日3食、規則正しくとることが大切です。
また、食べ物が胃に入ると、反射的に排便が促されますが(胃・大腸反射)、この反射は朝が最も強いので、毎朝決まった時間に朝食をとるようにしましょう。

3)適度に身体を動かす

image009高齢になると運動不足になりがちで、それによって便を押し出す腹筋が弱くなってしまいます。
適度に身体を動かすことによって、全身の血行が良くなり、胃腸の働きが活発になりますし、腹筋の力が高まって、排便しやすくなります。

花粉症

image001春の訪れとともに猛威をふるう花粉症。街角では、マスクをしている人の姿をあちらこちらで見かけるようになります。
そこで今回は、これからの季節に多くの人を悩ませる「花粉症」についてお話ししましょう。

花粉症とは

花粉症は、スギやヒノキといった植物の花粉によって鼻や目などでアレルギー反応が起こる病気です。クシャミ・鼻水・鼻づまり・目のカユミなどの症状が起こるのですが、これらの症状は花粉の飛散量が多いほど悪化します。
また、飛散量が多いと、これまで花粉症でなかった人が新たに花粉症を発症することも多くなると言われています。

では、花粉の量はどのような時に多くなるのかと言いますと…

前年の夏の天候(日照時間、最高気温、降水量)との相関が高いことが知られています。中でも日照時間との関係が深く、これは光合成によって花粉を飛ばす雄花の生産量が多くなるためだと考えられています。 花粉が多く飛散した翌年は飛散量が少なくなり(裏年)、少ない年の翌年は多くなる(表年)というように、花粉の飛散量は交互に増減する傾向があります。

花粉の有病率また、花粉の飛散数自体が年々増加する傾向にあり、過去10年間の花粉飛散数の平均値を比較すると、東京では10年前の約2倍も多く飛散しています。
この飛散数の増加なども関係し、花粉症の有病率は全国平均で29.8%にもなり、今後も増え続けることが予想されます。
花粉症はまさに、現代の「国民病」ともいえる病気の1つです。

花粉症の起こる仕組み

花粉症は次のような過程を経て発症します。image004

現代医学では…

現代医学では、症状を抑える薬を用いる「薬物療法」が中心です。また、病院などの医療機関では、原因となっている花粉のエキスを少しずつ注射することで花粉の反応を弱めていく「減感作療法(免疫療法)」や、鼻の粘膜を切除したりレーザーで焼いたりする「手術療法」を行うこともあります。
市販されている鼻炎薬には、次のような成分が配合されています。

成分 働き
抗ヒスタミン薬
(クロルフェニラミン、マレイン酸塩など)
肥満細胞から放出されたヒスタミンなどの化学伝達物質の受容体への結合を防ぎ、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を緩和します。副作用として、「眠気」「口渇」などの症状が起こることがあります。
副交感神経抑制薬 
(ベラドンナ、総アルカロイドなど)
副交感神経の働きを抑制し、鼻汁の分泌を抑えます。同時に、この副交感神経抑制作用により、鼻汁だけでなく唾液の分泌も抑えることで起こる「口渇」や、「眼圧上昇」「排尿困難」などの副作用が出ることが知られています。
交感神経刺激薬
(プソイドエフェドリン、フェニレフリンなど)
血管収縮作用により、鼻粘膜のうっ血を改善し、鼻づまりを解消します。しかし、鼻粘膜血管以外の交感神経を興奮させる働きにより、心臓や血圧に問題のある人、虚弱者などは服用に注意が必要とされています。

漢方では…

image006花粉症に一般的によく使用される漢方処方と言えば、「小青竜湯」。 その構成生薬を見てみますと、

麻黄・甘草・細辛・五味子・乾姜・半夏・芍薬・桂皮

であり、これらの内、「麻黄」という生薬が小青竜湯という処方の中心的な働きを担っています。
この麻黄には交感神経興奮作用があり、鼻水や鼻づまりの症状を効果的に鎮めていく働きがあります。しかし一方で、麻黄の交感神経を興奮する働きに耐えることができない次のようなタイプの方への使用には、注意する必要があります。image007

ホノミ漢方では…

花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎の改善薬として、
ホノミ漢方には生薬配合鼻炎薬「ホノビエン錠deux」があります。

ホノビエン錠deuxはアレルギー症状を改善するd-クロルフェニラミンマレイン酸塩などの成分に加えて、鼻炎症状を改善する6種類の生薬が配合されており、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどのつらいアレルギー症状を取り除いていきます。

<ホノビエン錠deuxを構成する薬物>

image008このホノビエン錠deuxには副交感神経抑制薬が配合されていないため、「口が渇きにくいタイプの鼻炎薬」ということができます。
また、市販されている鼻炎薬の多くに配合されている交感神経刺激薬や、「麻黄」といった生薬も配合されておらず、その代わりとして鼻炎症状を改善する6つの生薬が配合された内容となっています。

日常生活で気をつけること

病気を治療する上では、日頃の養生が非常に大切です。そこで、日常生活における花粉症対策について、ご紹介しましょう。

花粉症対策としてまず大切なことは、
『アレルギーを起こす原因となる花粉との接触をできる限り防ぐこと』です。
そこで、日常生活での花粉を避けるポイントとして、以下のことに気を付けましょう。

外出する時

花粉症1花粉の飛散量が多い日の外出は控える

天気予報などで花粉の飛散量をチェックし、多い日はなるべく外出を控えましょう。

マスクやメガネをする

マスクやメガネなどで花粉との接触を防ぎましょう。

家に入る前に花粉を払い落とす

家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。

花粉症2帰ったら、手洗い・洗顔・うがいを

花粉は手や顔にも付いています。また、うがいで喉に入った花粉も洗い流しましょう。

家の中では

洗濯物はなるべく屋内に

外に干した場合には、取り込む前に花粉を払い落とすようにしましょう。

部屋が乾燥しない様にする

花粉の粒子は湿気を含むと重くなりすぐに落下するため、部屋の中は加湿しましょう。

また、漢方の考え方の1つに「陰陽五行説」というものがあり、
その中では
陰陽五行説『鼻の病気を治していくためには、胃を大事にすることが必要』と考えられています。
そのため、
・規則正しい食生活を送ること
・暴飲・暴食を避けて、胃をいたわること
などを心がけることが、鼻の病を治す時の大切なコツになります。

アレルギー性鼻炎

スギ、ヒノキの花粉が飛散する季節がやって来ました。
花粉症は国民の2割が毎年かかると言われ、国民病、はたまた自然災害と言っても良い状況です。
そこで、今回はアレルギー性鼻炎の改善方法についてご紹介しましょう。

アレルギー性鼻炎の改善目標は

image001

  1. 症状はない、あるいはあってもごく軽度で、日常生活に支障のない、薬もあまり必要でない状態。
  2. 症状は安定していて、急に悪化することは滅多になく、悪化しても長引かない状態。
  3. アレルギー性鼻炎を引き起こす物質(アレルゲン:スギ花粉等)によっても鼻炎症状が起こらない、または起こっても軽い状態。

・・・これらを目標に改善することになります。

アレルギー性鼻炎の治療は

アレルギー性鼻炎の治療にとって大切な医師、薬局・薬店とのコミュニケーション、現代医学の薬物療法についてご紹介しましょう。

image003_2(1)医師や薬局・薬店とのコミュニケーション

治療への意欲、病気や治療法への理解を深めるためにも、医師、薬局・薬店とコミュニケーションをよくし、互いにアレルギー性鼻炎改善のパートナーになるべきと言われています。特に日記などをつけてその内容について話し合うと、抗原の発見や日常生活についての改善などに結びつきます。

(2)薬物療法

抗アレルギー薬、ステロイド薬、自律神経作用薬が一般的に用いられます。

1)抗アレルギー薬

アレルギーを引き起こすヒスタミン等の体内物質を遊離させるのを防いだり、その働きを阻害します。 

2)ステロイド薬

ステロイド薬はアレルギーによる鼻粘膜の炎症を鎮める目的で、一般的に噴霧(局所)して使用します。しかし、重症例の場合、ステロイド薬の内服を行うこともあります。但し、アレルギー性鼻炎に対するステロイド薬の内服はその副作用を考えると、短期の使用にとどめるべきと言われています。

3)自律神経作用薬

  1. 交感神経刺激薬
    アレルギー性鼻炎での鼻づまりは鼻粘膜のうっ血、浮腫などにより起こりますが、交感神経刺激薬により鼻粘膜血管が収縮し、鼻づまりは一時的に改善されます。しかし、点鼻薬で用いた場合、連用すると効果の持続は短くなり、使用後はかえって血管が拡張して腫れが悪化します。
  2. 副交感神経遮断薬
    アレルギー性鼻炎での鼻水は副交感神経遮断薬が良いと言われています。しかし、くしゃみや鼻閉には効果がありません。また、唾液や涙液の分泌を抑制しますので口渇が起こったり、目が乾いたりします。

漢方では

(1)アレルギー性鼻炎には麻黄剤?

漢方ではアレルギー性鼻炎に“麻黄”という生薬が配合された漢方処方(麻黄剤)を使用することが多いものです。中でも「小青竜湯」がよく使用されています。
この麻黄という生薬にはエフェドリンという成分が配合されています。このエフェドリンは交感神経を興奮させる働きがありますので、心臓の働きを亢進させたり、血圧を上げたり、胃腸の働きを抑制したりします。そのため、麻黄配合の漢方処方は心臓や胃腸が弱い人は負担になることがあるのです。
現代人に胃腸の弱い人、心臓の弱い人が多くなっている状況を考えますと、果たして小青竜湯のような麻黄剤がよいのかどうか考え直す必要がありそうです。

(2)アレルギー性鼻炎と陰陽五行説

陰陽五行説漢方には陰陽五行説という考え方(※1)があり、病気を改善するには「虚する時はその母を補せ」という方法を取ります。
アレルギー性鼻炎は「」の病気ですから、「」に属する臓器の病気になりますので、「」の母親にあたる「」の働きを補う(良くする)ようにします。
この「」に属する臓器は「脾・胃」で、これは現在の“胃腸”にあたります。
つまり、アレルギー性鼻炎の改善には、胃腸の働きを良くしなければならない(胃腸に負担をかけない)といえるわけです。

-(※1) 陰陽五行説 -
この考えは、自然界に5つの元素(木、火、土、金、水)があり、この5つの元素が互いに助け合ったり、邪魔しあったりしてバランスを取っているという考えです。
この考えは自然界で生きて行くうえでも非常に役立つことから、各元素に体内の臓器などを当てはめ、病気などの改善に利用しようとしたわけです。

ホノミ漢方では

そこで、お奨めしたいのが天然生薬の働きを活かした、口が渇きにくく、胃腸に負担をかけないアレルギー性鼻炎のお薬
ホノビエン錠deuxです!

(ホノビエン錠deuxは6種の天然生薬にアレルギーを抑える薬物を配合した鼻炎薬です)

そして、お薬とともに養生がとても大切。その養生法について、ご紹介しましょう。

アレルギー性鼻炎の養生法

1) 胃腸に負担をかけない

規則正しい食生活を送り、清涼飲料水やアルコール飲料を飲みすぎない、スナック菓子を食べすぎないようにしましょう。

2)ストレスを上手に発散

ストレスを溜めると自律神経の働きが乱れてしまいます。趣味などを通じて気分転換を図りましょう。

そして、アレルギーを引き起こす代表的な物質(アレルゲン)である室内塵・ダニ、スギ花粉、ペットの毛などのアレルゲンと接触しないように・・・
(1)こまめに掃除をして室内塵・ダニを除去する。
(2)花粉情報に注意して、飛散の多い時期の外出を控える。

・・・などを励行しましょう。